一般社団法人
微生物対策協会

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2022/06/14   

カビへの注意が必要!!

カビは私たちの身の回りのいたるところで浮遊しています。小さくて軽いカビの胞子は空気中に漂っていますが、その一つ一つは私たちの目には見えません。

漂っているカビの胞子は、いたるところに付着発芽し付着したものの栄養を吸い取りながら枝分かれしながら拡がります。この菌糸は細長い糸のように絡まり酵素を分泌、そのものを分解しながら成長します。この菌糸の先に0.01㎜ほどの胞子をつけ集団となった段階で私たちの目に色とりどりのカビとして確認されます。

ものの表面に付着し菌糸を延ばして成長し次々と汚染範囲を広げていきます。

カビは、悪臭の原因にもなります。最近の住宅は気密性が良くなり快適に暮らせる反面、カビなどの問題が多くなっています。人の健康に大きな影響を与えることがありカビの汚染は素材の劣化にとどまらず私たちの日々の暮らしに大きな影響をもたらしています。

急性の過敏性肺炎の原因にはカビ(トリコスポロン・アサヒ)が74%以上を占め、慢性では住宅関連のカビ菌が原因として25%と言われています。

過敏性肺炎では改築を含めた環境改善が必要です。特に風呂場や台所などに繁殖するトリコスポロンに注意し、繁殖しやすい腐木、寝具、畳、カーペットの処分。改善しない場合は転居も考慮する必要があるともいわれています。

これから夏に向けて一層の注意が必要です。

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