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微生物対策協会

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2025/08/30   

「コインランドリーで失敗しない!カビ対策と清潔な店舗の選び方」

コインランドリーを利用した後、洗濯物がカビ臭いと感じたことはありませんか?
【記事を読んで分かること】コインランドリーに潜むカビのリスクと、利用時に気をつけるポイントや正しい対処法が分かります。
【記事を読むメリット】この記事を読めば、コインランドリーを安心して利用し、衣類を清潔に保つための具体的な知識が得られます。

コインランドリーは大きな洗濯機や乾燥機を備え、家庭では洗えない布団や大量の衣類を処理できる便利な場所です。しかし、利用方法や管理状況によってはカビのリスクが潜んでいることをご存じでしょうか。ここでは、コインランドリーでカビが問題になりやすい理由を詳しく解説します。

家庭の洗濯機と同じように、コインランドリーの大型洗濯機も湿気が多い環境で使用されます。使用後の槽内部に水分や洗剤の残りカスがあると、そこがカビの温床になることがあります。特に回転ドラムの内側やゴムパッキンの隙間は湿気が溜まりやすく、清掃が不十分な店舗では黒カビやぬめりが発生しやすいポイントです。

乾燥機も例外ではありません。十分に高温で稼働すればカビは死滅しますが、短時間乾燥や機械の不具合で内部が完全に乾かない場合、湿気がこもってカビ臭が残ることがあります。こうした環境に衣類を入れると、せっかく洗濯したものにカビの胞子や嫌な臭いが移ってしまう可能性があるのです。

家庭の洗濯機は自分や家族だけが使うため、汚れの種類や頻度がある程度把握できます。一方、コインランドリーは不特定多数の利用者が使う共有設備です。前の利用者が湿ったままの衣類を放置したり、カビの生えた布団を持ち込んでいた場合、その影響を受ける可能性も否定できません。

さらに、コインランドリーは多くの場合、店舗内の換気や清掃状態がまちまちです。湿度管理が不十分な店舗では、室内自体がカビ臭くなり、洗濯物にそのニオイが移ることもあります。

このように、コインランドリーは便利で効率的である一方、衛生面でのリスクを見極めて利用する注意が必要なのです。

コインランドリーで洗濯したはずなのに「なんだかカビ臭い…」と感じることはありませんか?その原因のひとつが、衣類や布製品の素材や使用状況によるカビのつきやすさです。ここでは、特に注意が必要なアイテムと、素材ごとの特徴について見ていきます。

大きな布製品は、カビがつきやすい代表格です。

  • バスタオルやフェイスタオル
    繊維が密で水分を吸収しやすい一方、乾きにくいため、コインランドリーの短時間乾燥では内部に湿気が残りやすいのが特徴です。特に厚手のタオルは要注意。
  • 布団や毛布
    コインランドリーで布団を洗えるのは魅力ですが、乾燥が不十分だと内部に湿気が残り、すぐにカビやダニの温床になります。持ち帰り後も湿気がこもったまま収納してしまうと、カビ臭が広がる原因に。
  • バスマットやキッチンマット
    日常的に湿った状態で使われるため、そもそも菌が多く付着していることが多く、洗濯しても乾燥不足で菌が再繁殖しやすいアイテムです。

衣類の素材によっても、カビのつきやすさには違いがあります。

  • 天然素材(綿・麻・ウールなど)
    繊維が水分を吸収しやすく、湿気を長時間保持するため、カビの温床になりやすい素材です。特に綿100%のシャツやウール製品は、湿気が残ると臭いがつきやすくなります。
  • 化学繊維(ポリエステル・ナイロンなど)
    吸湿性は低いため乾きやすいのが特徴ですが、繊維表面に皮脂や汚れが残ると、それがカビの栄養源になります。完全に乾かさずに放置すると、臭い戻りが起こりやすい点に注意が必要です。

このように、アイテムや素材によってカビのリスクは異なります。特に水分を含みやすく乾きにくいものは、コインランドリー利用時に徹底的な乾燥が不可欠です。

コインランドリーは大量の洗濯物や大物を処理するのに便利ですが、使い方を誤るとカビの原因になってしまいます。ここでは、利用前に確認すべきポイントと、洗濯から乾燥までの流れで注意する点をまとめます。

コインランドリーを利用する前に、以下の点を確認しておくと安心です。

  • 洗濯槽や乾燥機の清潔さをチェック
    ドラムの中に黒ずみや水滴が残っていないかを確認しましょう。カビ臭がする機械は避けるのが無難です。
  • 店舗の換気状況
    店内がジメジメしていたりカビ臭い場合、洗濯後に臭いが衣類に移ることがあります。なるべく清潔感のある店舗を選びましょう。
  • 洗濯物の分別
    カビの生えやすい厚手のタオルや布団は、他の衣類とは分けて洗濯・乾燥することで効率よく水分を飛ばせます。
  • 利用時間の工夫
    人が多い時間帯は機械の稼働率が高く、湿気がこもりやすくなります。早朝や深夜など比較的空いている時間を狙うと良いでしょう。

洗濯物を清潔に仕上げるには、乾燥まで一気に行うことが大切です。

  • 洗濯直後に乾燥機へ移す
    洗濯だけで持ち帰ると、移動中に湿気がこもりカビ臭が発生します。必ず乾燥まで終わらせましょう。
  • 十分な乾燥時間を確保する
    厚手の布団やタオルは内部まで乾かす必要があります。表面が乾いたように見えても、短時間では不十分です。乾燥が甘いと持ち帰ってからカビが発生します。
  • 乾燥温度の調整
    衣類によっては高温で傷みやすいものもありますが、可能な範囲で高温乾燥を行う方がカビ予防になります。
  • 持ち帰り時の扱い
    完全に乾いたら、なるべく早く畳んで収納します。ビニール袋に長時間入れて持ち帰ると、湿気がこもって再び臭いが出ることがあります。

このように、「清潔な店舗を選ぶ」「乾燥を徹底する」という2点を意識するだけで、コインランドリー利用によるカビリスクは大幅に減らせます。

コインランドリーを利用したのに、衣類やタオルからカビ臭がしてがっかりした経験はありませんか?それは乾燥不足や、機械に残った雑菌の影響が考えられます。臭いを放置すると菌が定着して取れにくくなるため、早めの対処が重要です。ここでは、家庭でできる効果的な方法を紹介します。

カビ臭が残った場合は、まず再洗濯を行いましょう。その際は以下の工夫が有効です。

  • 酸素系漂白剤でのつけ置き
    40℃程度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分ほどつけ置きすると、臭いの元となる菌を分解できます。色柄ものにも安心して使えるのがメリットです。
  • 重曹+酢の併用
    重曹を洗濯時に加え、すすぎ時に酢を少量入れることで、アルカリと酸の力が働き、臭いを中和できます。
  • 熱処理
    乾燥機やアイロンを使って高温で仕上げると、残った菌を殺菌できるため、カビ臭の再発防止に効果的です。タオル類なら日光の下で天日干しをするだけでも十分な効果があります。

臭いが再発するのは、乾燥が不十分だったケースが多いです。改善策は次の通りです。

  • 乾燥機で追加乾燥する
    家庭の乾燥機や浴室乾燥機を使い、完全に乾かしてから収納することで臭い戻りを防げます。
  • 持ち帰り時の注意
    コインランドリーから帰宅する際、ビニール袋に長時間入れておくと湿気がこもりやすくなります。可能であれば不織布バッグや洗濯ネットに入れて持ち帰り、帰宅後すぐに収納しましょう。
  • 収納環境の改善
    クローゼットや押し入れの湿度が高いと、せっかく乾かした衣類も再びカビ臭を帯びます。湿気取りや除湿機を活用し、収納環境を整えることも大切です。

コインランドリーで臭いがついてしまっても、適切な再処理と乾燥の工夫でリカバリー可能です。大切なのは「すぐに対応すること」です。

コインランドリーは便利な反面、使い方や選び方を誤るとカビや雑菌のリスクがあります。しかし、いくつかの習慣を取り入れることで、安心して清潔に利用することができます。ここでは、利用者が意識しておきたいチェックポイントと習慣を紹介します。

コインランドリーを利用する際、まずは店舗の清潔感を見極めることが重要です。

  • 店内の換気がされているか
    入った瞬間にカビ臭や湿気を感じる店舗は注意が必要です。空気がこもっていると、洗濯物に臭いが移りやすくなります。
  • 洗濯機や乾燥機の外観・内部がきれいか
    ゴムパッキンやドラムの内側に黒ずみがある場合は、カビが繁殖している可能性があります。
  • 清掃が行き届いているか
    床が汚れていないか、ゴミが放置されていないかもチェックしましょう。日常的に手入れされている店舗は機械のメンテナンスも行き届いているケースが多いです。
  • 管理体制の有無
    店舗内に「定期清掃実施中」「管理者連絡先」が掲示されているかも安心材料です。

清潔感のある店舗を選ぶだけで、カビや臭いのリスクを大幅に減らすことができます。

利用者自身も、ちょっとした工夫でカビを避けられます。

  • 使用前にドラムをサッと確認し、気になる場合はアルコールシートで拭き取る。
  • 乾燥は必ず完全に仕上げる。時間やコストを惜しまず、内部まで乾かすことを優先。
  • 持ち帰り時は通気性のあるバッグを使い、帰宅後はすぐに収納。
  • 定期的に家庭で漂白や煮洗いを行う衣類をつくり、雑菌の蓄積を防ぐ。

さらに、日常的にカビ臭が気になる場合は、微生物や空気環境の調査を専門業者に依頼するのも一つの方法です。専門的な視点で環境を見直すことで、根本的な改善につながります。

コインランドリーは正しい店舗選びと習慣化で、大物洗濯も安心・清潔に仕上げられる頼れる存在になります。

一般社団法人 微生物対策協会は、「カビの検査と対策」を柱とした活動を行う専門機関です。住宅や施設、車内などに潜むカビが引き起こす健康被害や建物の劣化といった問題に対応し、室内空気の「見える化」を通じて健全で安全な住環境を整えることを目的としています。

この協会の活動は、平成27年に施行された「アレルギー疾患対策基本法」を法的根拠としています。同法では、アレルギー疾患の予防や症状軽減のために、生活環境や建築構造の改善を進めることが定められています。当協会はその趣旨を踏まえ、科学的かつ実践的な調査・対策を提供しています。

特に注力しているのは、空気中の微生物の測定と可視化です。空気には目に見えないカビの胞子や微生物が浮遊しており、それらが体内に取り込まれることでアレルギーや健康障害を引き起こすことがあります。協会では、これらを測定・分析し、濃度や種類を把握することで、適切な解決策を提示しています。

また、建物内で確認される微生物被害の多くは「カビ」によるものです。カビは一度発生すると自然に死滅することがなく、放置すれば被害は拡大します。当協会は、見えるカビだけでなく、見えないカビの存在まで調査し、確実な対策を講じることを重視しています。

当協会の目的は、微生物災害から住環境を守り、公衆衛生の向上・医療や福祉への貢献・環境保全を実現することです。専門知識に基づいた調査と啓発活動を通じて、皆さまが安心して暮らせる環境を支えています。

見えないカビを見える化し、健やかな暮らしを守る
それが、一般社団法人 微生物対策協会の使命です。

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