一般社団法人
微生物対策協会

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2022/07/28   

感染のメカニズム

感染のメカニズムには飛沫感染や空気感染、そして接触感染などが知られています。

感染症といわれるものは、さまざまで細菌やウイルス、真菌(カビ)などの微小な生物が私たちの体内に侵入することにより症状を引き起こします。

ここ数年にわたってコロナウイルスは日々、感染を増やしています。そんな折、サル痘の世界的流行も加わりウイルス感染による感染症は私たちの不安を一層大きくしています。

完璧に感染から身を守ることは難しい時代となってきました。

私たちにできることとしては拡散させない・減らすよう努めるといった感染リスクを抑えるための対策です。

・手洗い

・除菌

・非接触

・正しいマスクの着用

厚生労働省が「咳エチケット」を啓発していることから有効な対策として周知されていますが、微小な生物に対してマスクの目より小さいことから、「咳エチケット」は咳をする際には特に注意をはらいマスクだけでは効果は期待できないことにも意識が求められます。

また、室内においての感染リスクの抑制として拭き掃除はもとより室内の通気や換気により漂う菌を外に出す効果にも徹底する必要があります。

効果的な通気方法として窓やドアは2箇所の対角線上に開ける。

これにより空気の入口と出口をつくり効率の良い空気導線を作ることができます。

換気においては換気扇を周期的に掃除し、可能な限り回しておくことにより室内の湿気を外に出す。

その他の感染リスクの抑制方法として上記に挙げたことに加えて

・日々のうがい

・湿度の管理

・抵抗力を高める健康的な生活

私たちは1日のなかの70%以上の時間を通常は室内で過ごしているといわれています。私たちの呼吸によって体内に取り込む空気質は健康や生活の質に大きな影響を与えます。

WHO(世界保健機関)でも室内空気質の汚染は主要な病因の一つであるとしています。

汚染の原因になるものには化学物質や微生物(細菌・ウイルス・真菌)があげられますが、この微小な生物の発生に室内の湿気の上昇によるダンプネスなどの原因もあげられています。

暑い季節ではありますが、通気や換気をこまめに行い安心・安全な住まい環境の維持に努めてください。

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